日本の識者、9・18事変記念日に加害歴史の反省を訴える

日本の識者、9・18事変記念日に加害歴史の反省を訴える。

タグ:86周年 満州事変 加害 歴史 侵略

発信時間:2017-09-19 10:11:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の市民団体は18日に東京で反戦集会を開いた。九・一八事変(満州事変)86周年記念に際して、かつての加害責任と侵略の歴史を直視し、戦争の悲劇の再演を防ぐよう政府に呼びかけた。

 

 数十人の参加者が国会正門前に集まり、「9.18を再演させるな」「同じ間違いを繰り返すな」などと書かれたプラカードを掲げ抗議した。活動の主催者「日中戦争80年市民フォーラム」のメンバーである植松青児さんは「日本人が覚えているのは米軍との抗戦の時間的節目となる、8月6日の広島原爆投下、8月9日の長崎原爆投下などばかりだ。7月7日の盧溝橋事件と9月18日の満州事変などは記憶されていない。日本人はこれらの日々を忘れ、日本がどのような侵略をし、他人にどのような傷をもたらしたかを忘れている。これは許されることではない」と話した。

 

 植松氏は「安倍晋三首相は敗戦70周年に発表した談話の中で、『侵略』という言葉に言及したが、すでに過去のことだというような口ぶりだった。日本が過去の間違いを繰り返す可能性がある国であることが分かる。安倍首相は私たちにとって、間違いを繰り返そうとしている人間だ」と述べた。

 

 神奈川県から周回に駆けつけた高梨さん(音訳)は記者に対して「神奈川県で市民運動を続け、9.18という日を忘れないよう呼びかけている。私たち日本人は現在、加害の歴史に対する責任をまっとうしておらず、これは日本の政治がコントロールを失っている根本的な理由だ。安倍政権は過去の歴史、特に加害の歴史を直視するべきだ」と語った。

 

 1931年9月18日、日本は意図的に中国東北地区で口実をこしらえ、戦争を発動した。これは九・一八事変と呼ばれ、日本帝国主義の中国侵略戦争の発端となった。

 

 安倍首相は2015年8月に談話を発表し、歴代内閣の歴史認識と立場を振り返ることで間接的に「反省」と「謝罪」に言及し、戦後生まれの日本人は「謝罪の宿命」を背負わされるべきではないと述べた。この直接的な謝罪を避けた、態度があいまいな戦後70周年談話は、「村山談話」や「河野談話」などと比べると、歴史の後退であるとみなされた。発表後直ちに、日本社会の各界から強い批判を浴びた。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月19日 



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