中日韓が歴史教科書を共同編纂 歴史の壁を打破へ

中日韓が歴史教科書を共同編纂 歴史の壁を打破へ。

タグ:歴史認識 教科書 反省 信頼

発信時間:2017-09-21 16:20:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「第16回歴史認識と東アジアの平和フォーラム」が先ほど、南京市で開かれた。出席者は、中日韓の学者が3回目となる歴史教材を共同編纂中で、作業が半分以上終わり順調に進んでいると表明した。

 

 日本の歪んだ歴史教育、重大な問題に

 

 中日韓の専門家・学者、平和・友好関係者110人以上が今月9日、同フォーラムに出席した。韓国アジア歴史連帯の安秉佑常任共同代表は「同フォーラムの議題は15年に渡り徐々に掘り下げられ、3カ国共同編纂の歴史教科書を2回出版した。現在は3回目の編纂作業が順調に進んでおり、2020年に完成する見通しだ」と説明した。

 

 同フォーラムに出席した日本の歴史学者である笠原十九司氏は「南京大虐殺という歴史について、日本の一部の教科書は近年記述を減らしており、さらには完全に削除している教科書もある。教員は授業中に真実の歴史を教えることができず、メディアにも南京大虐殺に関する報道や議論が見られない。さらに日本の大学入試には、近現代史の問題がほとんど含まれていない。これらの要因により、日本の若者が歴史の真相を理解できなくなることを懸念している」と述べた。

 

 さらに日本政府は教科書を利用し、領土問題で小賢しい真似を続けている。例えば文部科学省が年初に発表した新しい小中学校の「学習指導要領」には、小中学校の社会科の授業で釣魚島を日本「固有の領土」であると説明することや、中日間には「領土問題は存在しない」ことが記載されている。

 

 侵略の歴史を薄め、領土問題を否定するといった教科書におけるごまかしは、日本と隣国の相互信頼再構築に暗い影を落とすだろう。歪んだ歴史教育により、日本の若者は歴史問題を正確に認識できなくなる。さらに民間友好の妨げになり、二国間関係の基盤を揺るがす。



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