日本の歯につきにくいガム粒(記憶力を維持するタイプ)が、記憶力が上がるとの触れ込みから中国でも大人気となり、代理購入を通して購入する人が増加している。北京青年報 が報じた。
日本の「記憶力を維持するガム」が中国の若者、受験生に大人気
「記憶力を維持するガム」を販売しているのはロッテで、「機能性表示食品のガム」と紹介されている。具体的な機能性関与成分は、イチョウ葉フラボノイド配糖体(19.2mg)とイチョウ葉テルペンラクトン(4.8mg)で、中高年の人の記憶力(言葉や図形などを覚えたり、思い出す能力)を維持する機能があるとしている。
取材では、多くの海外商品代理購入業者が「記憶力を維持するガム」に目を付けていることが分かった。このガムは、日本で138円で販売されているものの、代理購入業者は約2倍にあたる16-18元(約270-300円)で販売している。業者は、「日本から取り寄せるため郵送料が高い」と説明している。
複数の業者は取材に対して、中国では若者に人気で、「多くの人はネット上の情報を見て、試しに買おうと思った」、「学習量や暗記する内容が多い受験生にとても人気」と説明した。
「若者に効果があるかは分からない」
中国の首都医科大学付属北京朝陽病院で臨床薬剤師を務めている王子恵さんは、「イチョウ葉から取り出した成分は、中高年の人が記憶力を維持するのに一定の効果があるとされている。しかし、この商品が若者に効果があるかははっきりしない。周りに流されて盲目的に買うのはやめたほうがいい」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年9月25日