中国の大手旅行サイト「携程」はこのほど、国慶節連休の中国人渡航先ランキングを発表した。1位はタイ、日本は順位を1つ上げて2位になった。韓国は昨年1位だったが、今年はトップ10にも入らなかった。2015年、日本で大量の買い物をする中国人が多く、日本で「爆買い」という言葉まで生まれたが、その現象は2016年から収まり始め、理性的な観光をする人が増えた。統計によると、中国の今年の国慶節連休の海外旅行者は600万人を超える見通し。
報道によると、日本の各業者は顧客獲得の準備を整えている。横浜や神奈川の百貨店は、国慶節連休に訪れる中国人観光客を迎え入れる準備を開始した。業者はこれまの高級品から、実用的な化粧品などに重視するようになっている。横浜と神奈川の港には中国からのフェリーが到着するため、業者は人気商品や割引情報を掲載した中国語ガイドブックを用意した。
2015年、中国人が日本で「爆買い」
2015年12月1日、日本で流行語大賞が発表され、「爆買い」が大賞に選ばれた。日本人が中国人観光客の日本での「狂気じみた」消費に驚き、この言葉が生まれた。
日本政府観光局が当時発表した統計によると、2015年1~10月に日本を訪れた中国大陸部の観光客は前年同期比112.9%増の428万4000人に達し、世界最多となった。また別の統計を見ると、中国大陸部の観光客の日本での平均消費額は28万1000円(約1万4600元)で、2015年1~10月の中国人観光客の日本での消費額は600億元に達することになる。