中国人観光客の消費を取り込むため、京福電気鉄道は1~9日に嵐電の嵐山駅の土産店などで中国人に人気の抹茶を使った商品を販売。7日と8日には日本酒イベントも開催した。同社は、「前年と比べて中国人観光客が増えた。京都を楽しんでもらいたい」とした。
一方、同じく中国の隣国である韓国は「THAAD」配備問題の影響で中国人観光客を失い、韓国の観光業者は損失に悲鳴を上げている。国慶節連休初日、秋雨となったソウルでは中国人観光客の姿はほぼ見られず、ひっそりとしていた。あるレジ店員は、「ツアー客がすっかりいなくなり、個人客やバイヤーが少し訪れるが、売上高が激減しているのは事実」と話した。ソウル観光協会が招いた中国語サービススタッフの朴静さんは、「THAAD」問題の影響で中韓関係が悪化してから中国人観光客は3分の1ほど減少したと話す。こうしてみると、中韓関係は「THAAD」配備問題により膠着状態になったとわかる。中国人専門家は、中韓関係の膠着状態は文化交流により打破できると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月10日