気温が下がり、日本のコンビニで唐揚げやおでんの人気が高まっている。体を温めるこれらの軽食をドローンが届けてくれるようになる。
日本のIT企業の楽天と大手コンビニチェーンのローソンは6日、ドローン配送と移動販売を組み合わせた新サービスを今月31日から試験的に始めると発表した。
試験は福島県南相馬市の小高店で実施。移動販売車が店舗から食品や日用品などを小高区内の住宅地に届け、消費者が欲しいものが販売車にない場合、スタッフが店舗に連絡してドローンで届ける。楽天のドローンは一度に約2キログラムの商品を配達できる。
ローソン広報部の李明氏によると、移動販売車には保温設備がなく、ローソンの人気商品である唐揚げがすぐに冷めてしまうため、移動販売していなかった。ドローンを使用することで、注文後すぐに配達し、温かい食品を消費者に届けられるようになる。
ローソンは2013年に移動販売を開始し、主に田舎や都市の高齢者施設に配達している。南相馬市の小高は福島原発事故で「避難指示区域」に指定され、2016年7月の解除後に住民が帰宅し始め、日用品や食品の需要を満たすことが最重要課題となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月9日