『日本新華僑報』は26日、日本で「和食留学」ブームが起こり、和食調理を学ぶ中国大陸部からの留学生は4年で4倍になったと伝えた。日本の業者は、留学生が本格的な日本料理を学び、自国に持ち帰って和食文化を伝えてもらいたいと考えている。以下は記事の抜粋である。
日本の 全国調理師養成施設協会の調査によると、2017年に調理師学校に入学した留学生は424人で、4年前の2.6倍になった。中でも、和食を学ぶ留学生は多い。
「和食ブーム」が起きたのは、海外に本格的な和食文化を伝えるため、日本は近年、和食調理を学ぶ留学生を海外から積極的に募集し、留学生に本格的な日本料理を自国に持ち帰って和食文化を伝えてもらおうと考えているためである。
日本国内で和食調理を学ぶ留学生のうち、中国大陸部出身者は最多の134人で、4年前の約4倍になった。次に多いのは韓国人で、数は徐々に増えている。ベトナム人留学生も近年急増し、中国台湾を上回り3位になった。全体的に見て、日本は「和食」の留学ブームを迎えたと言える。
和食は2013年に世界無形文化遺産に登録され、広く注目された。2013年、海外の日本料理店は5万5000店だったが、2015年には8万9000店に達し、急増している。しかし、そのうち日本人が経営するのはわずか10%前後で、残りの90%の店が提供する料理は本格的な和食とはほど多い。
東京の和食調理学校の校長は、「和食を学べば作り方が必然的にわかるが、和食に核心、和月、二十四節気、接客の心を欠くことはできない」と話す。学校が行うのは留学生を招き、彼らの仕事をサポートし、優秀な「職人」にし、祖国に帰って和食文化を伝えてもらうことである。
和食を学ぶある中国人留学生は、「和食は中国料理と全く異なる料理。中国国内にも『日本料理店』は多くあるが、日本で本格的な和食を食べてから、国内のほとんどの日本料理店が『本格的』なレベルとはほど遠いことがわかった。これが日本料理に対する誤解を生んでいる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月5日