日本メディアによると、中国で「無現金社会」突入が急速に進み、買い物、支払い、各種の日常の消費すべてがキャッシュカードと連動させたスマートフォンでできるようになっている。携帯電話を忘れても、「顔認識」支払いシステムを使用すればよい。中国の2016年のモバイル決済額は2015年の5倍以上になった。
日本の『産経新聞』の10月4日の報道によると、顔認識はタッチパネルで料理を注文し、カメラで自分の顔を認識し、携帯電話の番号を入力するだけでよい。中国のモバイル通信元祖のアリババ杭州本社にあるアリババ金融服務部門の王安娜氏は、ケンタッキー・フライドチキンの顔認識を使った注文を実演した。同店舗は9月上旬、ケンタッキー・フライドチキンで世界初の試みとなる顔認識を使った注文サービスを開始した。
王安娜氏は、「この技術は目と口の位置、形、鼻の高さなどの生理的特徴から顔を認識するため、化粧が濃くても、携帯電話を家に忘れても問題ない」と笑いながら話した。
現在、アリババ傘下の支付宝は杭州市の業者と顔認識決済システムの開発を進めている。顔認識を使い、消費者の口座の残金を差し引くという仕組み。将来的にホテルのフロントやスーパーなどで顔認識決済システムを普及させる計画だという。