パネルに描かれたアニメのキャラクターに恋したとして有名になったペンギン、グレープが東武動物公園で死んだ。享年21歳で、人類の80歳に相当する。
雄のフンボルトペンギンのグレープは、今年5月にネットで有名になった。「ガールフレンド」に捨てられ傷ついていたところ、動物園に設置されていたアニメキャラのパネルに恋をしたからだ。このキャラはミニスカートをはいた、小柄で可愛らしい少女だ。グレープはこの「新しいガールフレンド」を、数時間も見つけることが良くあった。
東武動物公園は13日にツイッターで、グレープが死んだことを発表した。原因は不明。しかし動物園の職員はグレープが死ぬ前、「アニメのガールフレンド」をそばに置いてやったという。
グレープが死んだという情報が伝わると、一部のファンが花束を持ち東武動物公園を訪れた。それから多くのネットユーザーがSNSで追悼した。「おやすみなさい、甘い王子様」「この世を明るくしてくれた、さようなら」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月16日