資料写真
日本の航空自衛隊は6日、国産の新型輸送機C2の運航訓練を初めて国外で実施し、中東とシンガポールでアピールすると発表した。ロイター通信が伝えた。
航空自衛隊はプレスリリースの中で、川崎重工業が製造するC2軍用輸送機が、11月8日にアラブ首長国連邦で開かれるドバイ航空ショーに参加すると発表した。また11月25日から12月1日にかけて、ニュージーランドでデモンストレーションを行うという。
C2の輸出に成功すれば、日本は初めて重大海外軍需契約を獲得することになる。
日本の小野寺五典防衛相は記者会見で、「各国の軍事当局からも関心を寄せられている。日本の技術の高さを各国に示したい」と語った。
日本の安倍晋三首相は2014年4月に、数十年に渡る武器の輸出規制を緩和した。生産拡大により調達コストを削減し、軍需産業の協力により外交関係を促進することが狙いだ。
C2は日本の旧式C1輸送機の重大アップグレードによって誕生した。その積載量は旧型機の3倍弱増加し、飛行距離は5倍弱延びた。これは東京からアフガニスタンまで飛行できる距離だ。C2の研究開発は数年延期されたが、技術者は設計面の欠陥を解消した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月17日