『日本新華僑報』は13日、葉文久氏の寄稿文を掲載し、国慶節連休期間中、日本の地方の旅行業者は中国の「ネットの人気者」18人を体験ツアーに招き、「ネット人気者経済」を利用して観光収入を得たと論じた。
日本メディアによると、国慶節連休期間中、人気観光地の京都の鉄道、高速バス会社3社は合同で「京都北部の観光地をめぐる体験ツアー」を実施した。同活動は中国人観光客のみを対象としたもので、微博(ミニブログ)やWeChatで人気の18人を招待。活動を通して、京都北部の体験ツアーをPRすることが目的。
招待された中国の「ネットの人気者」は中国のSNSで数十万人のファンを持つ。「ネット人気者経済」はこれらのファンに狙いをつけ、彼らの鋭いセンスで商品をPRし、マーケティングするというもの。
統計によると、ここ数年で京都に宿泊した中国人観光客は70万人の大台を突破したが、市内を観光する人がほとんどで、北部に宿泊した人は1万人程度である。今回招待された中国の「ネットの人気者」は、京都市内から北部への交通ルート、観光スポット、グルメなどをニューメディアの形で中国人に伝えた。
日本のある旅行業者は『日本新華僑報』に対し、「観光業は地方経済振興事業の重要な一部だが、日本が中国のネットの人気者を地方の観光PRに招くのは非常に珍しい。このような民間交流が両国の友好の架け橋になるとよい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月17日