スペイン紙『ABC』によると、2011年の大地震で福島第一原発は重大な損傷を受け、大量の放射性物質が漏れた。同紙の記者は2015年4月に福島第一原発を訪問。記者はこのほど、汚染物除去や解体作業の進展を知るため、ここを再訪問した。
スペイン紙『ABC』ウェブ版によると、大量の灰色と青の巨大な貯水タンクの後ろに、クレーンと煙突が太平洋に面する4軒の高層建築物の間に立っている。巨大な支柱と金属構造に覆われた原子炉建屋には、当時の水素爆発の跡が残っている。
このような場所で、マスクをつけ、幽霊のような白い防護服に身を包んだ作業員がパイプ、階段、ショベルカーの間で作業している。マスクをつけた彼らは、息苦しそうにパイプの連結、金属構造の組立て、コンクリートの運搬などを行う。
原子炉からある程度離れた場所では防護服を着る必要がないが、記者はやはりマスク、メガネ、ヘルメット、手袋をつけ、チョッキとビニール靴を履いて福島第一原発に入った。「今日は毎時20マイクロシーベルトの放射線がある。これは歯のレントゲン撮影時の放射線量に相当する」と、東京電力のガイドは記者に話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月17日