2020年の東京五輪の準備作業が続いている。ところが日本の複数の関係者は16日、永遠に燃え続けるとされていた1964年東京五輪の聖火の火が、実際には4年前に消えていたと気まずそうに証言した。現在燃えている聖火は、「国産」の複製品だという。
1964年に東京五輪が開催され、日本は初めて五輪を開催したアジアの国になった。五輪聖火はアテネから東京にリレーされ、鹿児島市を経由した。五輪閉幕後、火は鹿児島市のスポーツ施設内に永久保存された。
東京が2013年9月に再び五輪開催権を手にすると、1964年の火が日本で再び注目を集めた。このスポーツ施設の所長(当時)は16日、AFP通信に対して「さまざまな人から聖火を町の祭りや結婚式で使えないかといった要望が寄せられた」と話した。
「火は開催地が東京に決まった2ヶ月後に消えていたことが発覚し、その後急いでつけ直された」
「11月21日に火が消えるのをこの目で見た。当時は夢を壊し得ることを口に出せなかった」
「それから再び火をつけたが、正しいことではないと思っていた。私は真実を話す決断をした」
鹿児島市の政府関係者によると、聖火は2013年11月に消えていた。現在の火は同年12月、外で虫眼鏡と太陽光で点火された別のものだ。
同施設の現在の所長によると、聖火ではないことを説明するパネルが設置されているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月18日