日本のトヨタ自動車は、メキシコに建設予定の工場への投資規模を縮小すると認めた。トヨタの関係者によると、この決定に政治的動機はなく、市場の需要によるものだという。
トヨタはグアナファト工場への投資規模を7億ドルに縮小する。同工場の生産台数は年間10万台に減少する見通し。
トヨタは昨年4月、グアナファト工場の建設計画を発表した。トヨタは10億ドル投資し、従業員を2000人雇用する予定だった。トヨタは2019年の稼働開始、年間20万台の生産を予定していた。
米AP通信は25日、トヨタのディディエ・ルロワ副社長の話として「当社のこの措置は米国市場向けの自動車生産拡大を意図するもので、誰かの機嫌を取るわけではない」と述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は今年1月、トヨタがメキシコに工場を新設すれば、巨額の税金を課すと脅迫していた。トヨタはその後、5年間で米国に100億ドル投資すると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月26日