外国メディアの10月29日の報道によると、マツダとデンソーは電気自動車分野で提携したが、トヨタは業界を覆す固体電池技術を内部に残し、他社とまだ共有していない。
トヨタとマツダは、各自の電気自動車を製造できる共有の生産ラインを開発している。デンソーは電気自動車を共同開発する合弁会社のパートナーの1つである。
トヨタの伊勢清貴チーフテクノロジーオフィサー(CTO)は25日、マツダと電気自動車技術の新会社を設立するが、トヨタ内部で固体電池技術を引き続き研究すると明かした。しかし、最初の電気自動車の開発時期については明かさず、新会社はリチウム電池や未来の固体電池プロジェクトを行うと話した。
トヨタは2020年に固体電池を発表する予定。ディディエ・ルロワ副社長は、固体電池は電気自動車の航続距離を延ばすことができるため、トヨタはこの技術の分野でリードし、業界を覆すと見ている。現在、トヨタの約200人の従業員がこの技術を研究している。
トヨタの固体電池はリチウム電池がもとになっているが、耐熱性に優れ、冷却する必要がないため、小さい。
伊勢氏によると、同じ大きさのリチウム電池と比べて、固体電池はエネルギー密度を50%前後上げ、充電時間を半分にすることができる。そのほか、固体電池の技術基礎はリチウム電池と同じであるため、両者の原材料のコストも変わらない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月4日