南京大虐殺を撮影したジョン・マギー、孫が祖父の歩んだ道を撮影

南京大虐殺を撮影したジョン・マギー、孫が祖父の歩んだ道を撮影。

タグ:ジョン・マギー 南京大虐殺

発信時間:2017-11-28 10:56:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 南京大虐殺のあった当時、ジョン・マギーが極秘で撮影した105分間の映像は、あの大虐殺で唯一今まで残されている映像だ。ジョン・マギーの孫、クリス・マギー氏は26日に南京で、祖父の道を再び歩み撮影する計画と進展を発表した。

 

 国際友人ジョン・マギーは南京大虐殺中、個人の危険を顧みず、16ミリカメラで貴重な映像を撮影し、日本軍の暴行を暴く鉄の証拠とした。偶然にも孫のクリス・マギー氏はプロの写真家だ。彼は祖父の日記、古い写真やフィルムから南京大虐殺という歴史を知った。特に南京大虐殺の生存者、夏淑琴さんの幼い頃の写真には胸を打たれた。

 

 クリス・マギー氏は「この写真と動画を見るたびに辛くなる。日本軍が南京を占領していなければ、ここの暮らしは非常に幸せだっただろう。そこで私は、南京を再び撮影することを思いついた」と話した。

 

 撮影内容は、主に次の3つに分かれる。まずは1937年に祖父が撮影した南京大虐殺のフィルムから建築物や街道などを選び取り、80年後の同じ場所での写真を撮影する。次に中華民国時代の南京の古い写真の時代的特徴を示す古い写真を選び取り、同じ場所で撮影する。それから時代の特徴を示す新しい南京を撮影し、南京の変化と発展を反映する。撮影期間は3段階に分かれる。クリス・マギー氏は今年10月に第一段階の撮影を終えている。11月24日には南京で第二段階の撮影を行った。

 

 祖父の南京での足跡をたどり、連日取材と撮影をしているクリス・マギー氏は驚き・感傷・喜びなどで、複雑な心境になった。「これらの写真で中国と西洋を結びつけ、南京大虐殺という歴史を多くの人に理解してもらう。また過去と未来を結びつけ、過去を記念し歴史を偲び、南京と南京市民の新しい姿を反映できる」

 

 侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館(南京大虐殺紀念館)の張建軍館長によると、撮影終了後に写真集が発行され、作品展が開かれることになる。今年12月13日の4回目となる国家追悼式に、クリス・マギー氏も国際友人の子孫として参加する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月28日

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