2017カナダ中国専門家協会(CPAC)「青年成果賞」受賞者の王馨荷さん(左から2番目)、CPAC「専業成果賞」受賞者でバイオリニストの侯以嘉さん(右から2番目)、CPACの肖楚強会長、CPAC基金会のマリリン・フラナガン理事
第二次世界大戦アジア戦場の史実の探索・宣伝に取り組むトロント大学博士生の王馨荷さんはこのほど、カナダ中国専門家協会(CPAC)の2017年度「青年成果賞」を受賞した。
王馨荷さんはトロント大学の法学部1年生、政治科学博士で、グローバルガバナンスを研究している。トロント・アジア第二次世界大戦史実擁護会(ALPHA)トロント大学支部の会長である彼女は、第二次世界大戦の歴史を広める教育事業に取り組み、彼女が率いるチームは南京大虐殺や慰安婦などの史実を学生に伝えている。
2015年、王馨荷さんはワシントンにある米国立公文書記録管理局に行き、米国が公開した資料の中から第二次世界大戦中の日本細菌戦に関する資料を探し、校刊での発表、中学生への紹介、シンポジウム開催などの形で第二次世界大戦アジア戦場の史実と米国政府の隠蔽工作を広めてきた。
2016年と17年の夏、彼女は中国東北部の731部隊遺跡に行き、世界最大のバイオ戦争、細菌戦、人体実験に関する研究を行っていた悪名高い工場を研究した。王馨荷さんとボランティアチームは731部隊関連のデジタル公文書館を設立し、インターネットで関連文献のオリジナルを閲覧できるようにした。彼女は、西側に残酷なアジアの戦場をより知ってもらい、人類の平和と正義について深刻に話し合ってほしいと考えている。
CPACは、王馨荷さんを「品行も学問も共に優れ、平和を愛し、真相を追究する平和の使者」と評価した。11月26日晩にCPACとCPAC基金会が主催した年度慈善パーティーで、王馨荷さんは「青年成果賞」を受賞した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月4日