「新時代」の新型中日関係の構築
中国と日本は世界の重要な経済体であり、アジア太平洋でも重要な地位を占めている。中日関係が効果的に改善されれば、両国は経済面で多くの協力を展開できる。これはアジア太平洋、さらには国際社会の安定と発展を力強く支える。
中日両国の高官は近年、交流を続けている。習近平国家主席は11月のAPEC首脳会議の会期中、ベトナム・ダナンで安倍晋三首相と会談した際に「中日は近隣であり、アジアと世界の主要経済体でもある。中日関係の安定的な発展は双方の利益に合致し、地域と世界に対して重要な影響を生む」と指摘した。また中日関係の改善の鍵となるのは、相互信頼だと強調した。
中国は今年、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)国際協力サミットフォーラム、BRICSアモイ首脳会議など、盛大なるホスト国外交を展開した。中国の国際社会における地位を高め、中国の理念とイニシアチブを世界的な共通認識に高めた。安倍首相は、機が熟せば中国と一帯一路をめぐり協力すると公言している。
中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の開催に伴い、中国は新時代に向かった。第19回党大会後に開かれる本フォーラムは、両国関係が新たなスタートラインに立ち、新型中日関係をつくる前触れとなる。
同フォーラムは、両国間に存在する敏感かつ難しい問題について検討・交流する場となり、中日両国関係の改善、相互信頼の促進の機会をもたらす。本フォーラムも例年と同様、中日関係の健全な発展を促すため、積極的に貢献することになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月15日