天皇が退位後も東京御所に、皇太子一家と住まいを交換

天皇が退位後も東京御所に、皇太子一家と住まいを交換。

タグ:天皇,退位,東京御所

発信時間:2017-12-20 10:38:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の宮内庁は18日、天皇の退位後、天皇・皇后と皇太子一家が住まいを交換すると正式に発表した。天皇夫婦が先に皇居を離れ、バリアフリー化などの工事の間、東京都港区の高輪皇族邸(旧高松宮邸)に仮住まいする。日本メディアが伝えた。

 

 皇太子一家の住まいの東宮御所(東京・元赤坂)は、天皇夫婦が上皇、上皇后となって移り住んだ後は、先例にならい「仙洞御所」と呼ぶ。

 

 宮内庁は一時、高齢の天皇夫婦の仮住まいを避けるため、皇太子一家が仮住まいを経て御所に移る案も検討した。しかし、同庁の西村泰彦次長によると「できる限り早期に新天皇が御所に移り、円滑に務めを開始するのが望ましい」という天皇夫婦の意向もあり、今回の案に決まったという。

 

 宮内庁は、旧高松宮邸の改修費や、御所と東宮御所の改修に伴う設計費など、必要経費の一部を2018年度当初予算案に盛り込む。仙洞御所はエレベーターを設置するなど、バリアフリー化する。「仙洞」は本来、仙人が住む場所という意味とされたが、転じて上皇の住まいの呼称となった。

 

 高松宮妃喜久子が2004年に死去して以降、誰も住んでいなかった旧高松宮邸の改修工事は、来年度中に終える。天皇夫婦は代替わり後、転居の準備を本格化させ、御所と東宮御所の改修の間、最長で1年半仮住まいし、東宮御所に移る。

 

 新天皇となる皇太子は、御所改修の間、東宮御所にとどまり、宮中祭祀や行事の際は皇居に通う。天皇夫婦は結婚翌年の1960年から約33年間東宮御所で暮らし、天皇も1989年の即位から皇居に現在の御所が新築され、転居した1993年までここから通った。

 


 皇位継承順1位の「皇嗣」となる秋篠宮の住まいは、現在の宮邸を活用。ただ、老朽化している上、活動の幅も広がるため増改築し、2020年度中に数十メートル離れた赤坂東邸と一体化させる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月20日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで