大声で笑って新たな年の幸せを願う「初詣初笑い神事」が2、3日、日高川町江川の丹生神社で行われ、境内に参拝者の笑い声が響いた。
おしろいを塗り、頬に朱色で「笑」と書いた「鈴振り」と呼ばれる先導役が、「笑え笑え、永楽じゃ、世は楽じゃ」と大声を上げると、参拝者の笑い声が続き、神社を包んだ。
同神社は毎年10月、例祭「笑い祭」を開催。出雲の国での神々の集まりに寝坊して遅れ、ふさぎ込んだ氏神の丹生都姫命を、村人が「笑え、笑え」と元気付けたのが始まりとされ、奇祭を観光客誘致につなげようと2006年から正月の催しとして行っている。
御坊市野口の会社員(35)は「今年で3回目になる。おかげで娘も元気に成長し、これからも笑いの絶えない明るい家庭にしたい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日