退社後も「帰りたくない」 日本の改革で「フラリーマン」出現

退社後も「帰りたくない」 日本の改革で「フラリーマン」出現。日本政府が2016年に推進した「働き方改革」は、残業の減少を雇い主に求めており、社員の退社を促すための奇策を繰り出す企業も現れている…

タグ:改革 仕事 残業

発信時間:2018-01-05 09:40:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本政府が2016年に推進した「働き方改革」は、残業の減少を雇い主に求めており、社員の退社を促すための奇策を繰り出す企業も現れている。だが皮肉なことに、この改革は日本に新たな層を生み出すこととなった。退社後も家に帰るのが嫌で、外で暇をつぶす人々だ。彼らは「フラリーマン」と呼ばれる。


 フラリーマンらは退社後、レストランや書店などに行き、ゲームをしたり、本を読んだりして過ごす。『朝日新聞』の取材を受けた37歳の男性によると、働き方改革の開始後、毎週1回か2回は午後5時か6時には退社できるようになった。この男性はそれにもかかわらず、「残業しなければならない」と妻子に嘘をついているのだという。外で何時間からふらふらした後、夜9時前後に帰宅する。「どうしても足が家に向かない」。二人の子の父親であるこの男性はそう語る。


 多くの男性が、仕事のストレスを発散するために自分の時間を持つことを望んでいるが、早く退社して帰宅すれば、家事や子育ての圧力に直面しなければならない。家事をしたくてもなかなかうまくできず、パートナーに「邪魔者」扱いされた男性もフラリーマンの隊列に加わっている。


 日本人女性は夫のこうしたやり方にさまざまな態度を示している。NHKが今年実施したアンケート調査によると、子を持つ母親の多くが怒りを示す一方で、こうした行為に理解を示す女性もいる。


 ある30代の女性は「子どもが小さいうちは一刻も早く帰宅して欲しかったが、現在は、家にいられると逆にわずらわしい」、また60代の女性は「(夫に)早く帰宅されても対応に困る」と答えている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日

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