日本の新潟県で11日、電車が走行不能となり停車した。乗客約430人が車内で一夜を過ごした。
大雪の影響で遅延や運休が相次いでいたことから、新潟発長岡行き普通電車(4両編成)の車内は混雑していた。
現地時間11日午後7時前、電車は三条市の2駅間で走行不能となった。
救助隊員によると、この期間中に乗客の男性1人、女性4人が体調不良を訴えた。男性は40代で、病院に搬送された。
JR東日本によると、停車中に車内の照明と暖房が正常に稼働したが、トイレが1つしかなかったため長い列ができた。
大雪の影響があり、JR側は乗客に夜間の移動を求めた。12日午前には半数の乗客が家族の車に迎えられた。同日午前10時26分、停車から約15時間後、運転が再開された。
多くの乗客は立ったまま一夜を過ごし、疲れ切っていた。ある女性の乗客は「立ったままずっと下を向いていた」と話した。この乗客は12日午前4時40分に、家族に迎えられた。
ある男性の乗客は「とにかく眠りたい」と述べた。
ある50代の男性は、娘を迎えに来た時に記者に対して「娘は13日に大学受験で、休息が必要だ。JRはすぐに運転再開すると言っていたが、そうではなかった」と語った。
石井啓一国土交通相は、運転再開にこれほど長い時間がかかったことと、乗客を直ちに離れさせられなかった原因を調査するよう、JR東に指示を出したと述べた。
JR東は、その他の輸送手段により乗客を移動させようとしたが、バス業者からは大雪により到達できない可能性があり、タクシーを使い数百人の乗客を移動させるのも時間がかかると言われたと説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月15日