長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地に新たに配備される米海軍の強襲揚陸艦「ワスプ」が14日、同基地に接岸した。米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)のF-35B最新鋭ステルス戦闘機を艦載機として運用する。共同通信が14日に伝えた。
ワスプは全長約250メートル、排水量4万トン以上で、米海兵隊第5世代戦闘機F-35Bの艦載を先ほど終えた。約1100人の乗組員のほか、海兵隊約1600人を乗せることが可能。在沖縄米海兵隊の即応部隊、第31海兵遠征部隊(MEU)などと一体運用される。これまで佐世保基地に配備されていた強襲揚陸艦ボノム・リシャールと交代する。
報道陣の取材に応じた艦長のジョン・ハワード大佐は「ワスプを前線で運用することで、(F-35Bの)精密爆撃及び海兵隊の活動展開能力を強化できる。インド太平洋の安全を促進できる」と強調した。
在日米軍によると、ワスプは昨年8月に米南部バージニア州ノーフォーク海軍基地を出港した。佐世保基地に向かう予定だったが、ハリケーンに見舞われるカリブ海のプエルトリコなどの被災地を支援するため配備が遅れた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月15日