米紙『ニューヨーク・タイムズ』は1月26日、「中国がゲーム“旅かえる”に夢中」という見出しの記事を掲載した。以下はその抜粋。
リリースからわずか数週間で、「旅かえる」という日本のモバイルゲームが中国で人気を呼んだ。
これはシンプルなゲームで、カエルが小屋の中で食事や読書をし、プレイヤーは庭でクローバーを収穫して食べ物と交換し、カエルはそれを持って旅に出るというもの。カエルは旅写真とお土産を持ち帰る。
「このカエルはかっこいい。旅の感覚を味わえる」と一部のプレイヤーは共感した。天津市出身の28歳会計士の余婷さんは、「いろいろなことをする必要がなく、何も考えなくていい。競争するゲームではないため、リラックスして遊べる」と話す。また、中国語の「蛙」と「娃(子供)」の発音が同じであることから、このゲームを育児と関連づける人も多い。北京市の22歳大学生の高朗さんは、「私と友人はカエルを“カエル息子”と呼んでいる。このカエルを飼い始めてから、親の気持ちが少しわかった。将来、遠い場所に旅行した時、両親に写真を送りたい」と話した。
しかし、「旅かえる」の人気により、青年がカエルの世界に入り込みすぎるのではないかという懸念もある。公式ミニブログは、「生活を充実させたければ、カエルを飼う孤独な青年になってはいけない」と警告している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月29日