自動運転というと、まず自動車を思い浮かべるが、生活の中にある他のものを自動運転技術と合わせるとどうなるか考えたことはあるだろうか。
「自動駐車」機能のついたスリッパ。この不思議な物を発明したのは有名自動車メーカーの日産である。同社は最近、ホテルをオープンし、科学技術マニアから注目されている。
これが本当の「自動化」ホテル。入り口でまずスリッパが自動で足元にやってくる。
日産のエンジニアの富井祐樹氏によると、開発中のインテリジェントパーキングアシストは運転に疲れた人のために自動で駐車するというもので、この技術をより多くの人に体験してもらいたいと思い、自動車以外のものに応用したという。ホテルの前に、同社は自動で元の位置に戻るオフィスの椅子も試作した。人が操作する必要はなく、手を叩くだけで乱れていたオフィスが整頓される。
オフィスの椅子を改造し、キャスターとセンサーをつけ、椅子が室内を自由に動けるようにした。さらに、天井にカメラをつけ、部屋の環境を判断し、椅子の位置が乱れていると合図を出し、自動で元の位置に戻すこともできる。日産は、これは人間が作業しやすくし、従業員の労働負担を軽減すると考える。
日産はこれらの分野だけでなく、「スマート交通」の理念に基づき、飲食店に並ぶ際に使用する自動運転椅子「プロパイロットチェア」を開発し、飲食店の行列問題も解決した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月29日