資料写真(写真は人民網より)
日本の東京都がこのほど行った調査によると、現地では毎日約4000人が「住所不定」を理由に、ネットカフェやカプセルホテルなどに宿泊している。彼らは「ネットカフェ難民」と呼ばれる。
東京都内のネットカフェ、カプセルホテルの502店が調査に回答した。調査時期は2016年11月から2017年1月まで。このほど発表された調査結果によると、毎日約1万5300人が現地のネットカフェやカプセルホテルで宿泊している。うちネットカフェ難民は25.8%。
調査を受けた363人のネットカフェ難民のうち、98%が男性。彼らの約9割が、一週間に3−4日以上もネットカフェで夜を明かすと回答した。年齢層を見ると30代が約40%、50代が約30%を占めている。
「住所不定」の理由について、「退職後に家賃を払えなくなった」「退職し寮から出た」が約半数を占めた。
調査によると、ネットカフェ難民のうち約75%が派遣労働者やアルバイターなどの不安定就業者となった。月収は11−15万円が約47%、5−10万円が13%。
厚生労働省の統計によると、東京都の2016年の平均月収は約40万円。