9日から中国の旧正月期間中まで、中国人客は東京でロボットが作るコーヒーを無料で楽しみ、さらにロボットとの記念撮影、新年のくじ引きといったサービスも受けることができる。
ネスレ日本と中国のアント・フィナンシャルは、訪日中国人客が訪れる浅草で、この「ネスカフェ 和もてなし 無人カフェ」をオープンする。店内ではネスレのIoT対応ののコーヒーメーカー、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」などが、注文を受けコーヒー作りプレートに乗せる全自動サービスを提供する。
記者が8日このカフェを訪れたところ、ペッパーのタッチパネルはすべて中国語に設定されており、かつ中国語会話ソフトがインストールされていた。パネルに触れると、説明に従いコーヒーのタイプ・量・濃さなどを選択できる。ペッパーは注文情報をコーヒーメーカーに送り、かつ賑やかな口調で美味しいコーヒーを出してくれる。ロボットの手が紙コップを取り、コーヒーを入れ、プレートに乗せるまでわずか1、2分しかかからない。利用客は作りたてで熱々のコーヒーを楽しめる。
無人カフェのオープン期間は9−25日まで。店内は中国の年越しらしい雰囲気に満ちている。利用客はペッパーを操作し、年越しを祝うポーズをとらせ、記念撮影できる。さらにパネルを使うことで、運試しのくじを引ける。
中国人客の利便性を高めるため、ペッパーには支付宝(アリペイ)決済システムが搭載されている。利用客はコーヒーのお土産品を購入する際に、支付宝で決済できる。