イギリスの『デイリー・メール』の2月1日の報道によると、日本企業が「カメレオンマスク」を発表した。このマスクは遠隔操作することで自分の「身代わり」として活動に出席することが可能だという。先日、ソニーコンピュータサイエンス研究所の未来主義者で拡張現実・仮想現実(VR/AR)研究者の暦本純一氏はシンガポールで開かれたMITTechnology Reviewのテクノロジーカンファレンスで「カメレオンマスク」を発表した。
日本人研究者が「外出したくない」人のために開発したこの新商品は注目を集めた。この「カメレオンマスク」は「身代わり」として活動に出席させることが目的。この機能を実現するため、「身代わり」の顔に開発者が「マスク」と称するタッチパネルが設置されており、ユーザーの顔を表示することができる。開発者は、「この技術は「生活を異常なもの」にし、家のソファ、ベッド、トイレなどどこでも遠隔操作で活動に出席できると話す。
暦本氏はアニメキャラクターの女の子を使ってマスクを実演した。「身代わり」はユーザーの顔を表示させるだけでなく、人の動作も真似できる。コミュニケーションを記録した映像では、パソコン画面にキャラクターの顔が表示され、声に合わせてジェスチャーをする。また、日常の任務以外にも使用でき、同行させたり、好きな芸能人に変身させることも可能だという。
ユーザーは遠隔操作で「身代わり」にどこを見るか、方向、ジェスチャーなどの指令を出す。研究者によると、Googleハングアウトの音声チャット機能もこのプライベートルートを使用し、「身代わり」が公共ルートで通信する場合はプライベートルートを切断する必要があり、ユーザーが他人とコミュニケーションをとる手段になる。
暦本氏によると、この技術は信頼性が高いとされている、取材に対し、暦本氏は「実験で、マスクをつけた人を本人だと認識することがわかった。カメレオンマスクは他の反応を示すこともあるが、このようなサービスは流行しているソフトウェアにも存在する。Amazonのメカニカル・ タークとも似ている」と話した。
このような技術は米国のNetFlixのショートドラマ『ブラック・ミラー』にも登場し、米国ドラマ『アレステッド・ディベロプメント』や『モダン・ファミリー』にもそのようなシーンがある。しかし、この商品が大衆市場に導入されるかは不明である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月10日