米軍三沢基地(青森県三沢市)のF-16戦闘機が、青森県東北町の小川原湖に燃料タンクを投棄した問題で、現地の漁師でつくる小河原湖漁業協会は23日、基地幹部が「多大なご迷惑をかけ、心よりお詫び申し上げる」と表明したことを明らかにした。日本メディアが伝えた。
現地の漁業協会はさらに、米軍機に対して湖上空の飛行を停止するよう求めた。
同協会の浜田正隆組合長らは22日午後、三沢防衛事務所で基地幹部と会談し、スコット?9?9ジョーブ司令官宛ての抗議文を提出し、補償への対応に万全を期すよう要請した。
浜田氏は23日、「基地のトップは現場を訪れて直接謝罪すべきだ。漁師の気持ちをまったく理解していない」と不満を漏らした。
三沢防衛事務所によると、故障が発生したF-16は20日以降も、依然として基地周辺を飛行している。三沢市によると、米軍は「基地のすべての同型機を検査しており、異常は見つからなかった」と説明している。
海上自衛隊は23日、湖で燃料タンクの捜索を続けた。推定落下地点でソナーを積んだゴムボートを使い、すでに燃料タンクと思しき物体が見つかっているというが、詳細な状況については明らかにしていない。潜水士が24日に確認作業を行う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月26日