日本の共同通信社の4日の報道によると、日本政府はフィギュアスケートの羽生結弦選手に国民栄誉賞を授与することを検討しており、このオリンピック金メダリストの国内での人気は再びピークに達した。メディアは、羽生結弦選手の人気はスポーツの成績だけでなく、「群を抜く女子力」によるものでもあると分析する。
「女子力」は近年、日本の若い男性の間で流行している。「女子力」のある男性の多くが1987年以降生まれで、彼らは他人と意見が異なる時に激しく迫ったりせず、優しく道理を述べる。彼らは女性と同じで化粧、ファッションが好きで、仕草も女性らしかったりする。
羽生結弦選手はその代表である。彼は童顔の美少年で、少女のようでもある。普段から礼儀正しく、人の立場で物事を考える。2月15日、地元メディアが冬季オリンピックで宇野昌磨選手を取材した際、チームメイトの邪魔をしないように羽生選手は地面に伏せてカメラに映らないようにした。この一幕は『朝日新聞』の記者に記録され、ネットユーザーから称賛された。
「女子力」の流行は現在の日本社会の温和な社会関係と関係しているという見方もある。日本は経済成長期の競争型社会から温和型社会に変わり、多くの若者がゆとり教育を受け、彼らは「男らしくなくてもよい」と考えている。
この風潮により、男性用化粧品が人気を集め、美容院に行く男性も増えている。男性は定期的に眉を整え、女性のようにスキンケアをする。洗顔クリーム以外の化粧品を使用する男性は半数を超え、男性用化粧水と乳液がよく売れている。
見た目だけでなく、心も女性らしくなっている。日本の番組「男子ごはん」は男性に料理を教える内容で人気を集めた。スイーツ作りが好きな男性も多い。また、母親と仲が良く、母親とショッピングや食事などに行く人も増えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月5日