「日本の業者のトラックに乗り、福島の除染エリアに到着した。仕事はシャベルを使い、側溝の泥を取り除くことで、民家周辺の除草作業をすることもあった。仕事場では日本の職員が(放射線量)測定器を使い周辺を調べていた。測定器が鳴ると、みんな危険だと言っていた」
「勤務先が福島県であることを知っていれば、絶対に了承しなかった。(福島県の)勤務環境は恐ろしかったが、帰ると言って帰れるものでもなかった。訪日前に支払った100万円の仲介費は借金をして作ったもので、我慢して借金を返済するしかない」
同組合によると、業者が実習生として雇ったベトナム人労働者を福島県の除染作業に送ったことは、明らかに規定に違反している。日本のこの制度は、第3国の発展に協力することを目的としており、彼らの意向に沿った形で実習を行うべきだ。実習の業種には、建設業、食品製造業などの77分野があるが、除染は含まれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月9日