西側の民主、完璧には程遠い

西側の民主、完璧には程遠い。

タグ:西側の民主

発信時間:2018-03-12 14:17:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 スペイン・ガリシア国際関係研究院長のフリオ・リオス氏はこのほど、新華社のインタビューに応じた際に「西側の民主は、完璧なシステムには程遠く、選挙公約が守られず、政府と議会が政策の共通認識を形成しがたく、汚職やスキャンダルが頻発している。これらは西側の民主における問題だ」と指摘した。リオス氏は次のように話した。

 

 西側の民主が今日迎えている主な問題は、社会の訴求を積極的な政策に変える能力の不足だ。この能力は、政府の運営を維持する基礎だ。

 

 「歪んだ民主」はすでに一つの現象になっている。表面的には国民が政府の代表者を選ぶが、当選すると選挙公約を実現しにくくなるか、公約をまったく守ろうとしない。さらには公約に背くことさえある。例えば一部の欧州諸国の政府は退職金の購買力を維持すると約束していたが、実際にはそうならなかった。消費指数の上昇により、退職金は事実上「減額」されており、国民が不満を募らせた。

 

 現在の西側社会で政府の顔色を決めるのは、有権者の投票ではなく財団や企業だ。彼らは自分たちの好みを政界に押しつけ、政治家は自覚しながら有権者を裏切る。こうすることで、退任後の食い扶持を確保できるからだ。有権者はこれをよく知っており、選挙がほぼ形骸化している。

 

 多くの政治家が有権者に実現できもしない約束をしており、現在の選挙制度を疑う声が広がっている。選挙にかかるコストが上がり続けており、人気があっても政治的資源の足りない政党から、議員が当選しにくくなっている。

 

 議会と政府の間の食い違いにより、双方が政策で共通認識を形成する可能性がさらに低くなっている。政治・経済の長期発展計画などは実現不可能だ。

 

 西側の民主という枠組み内において、司法と法律の前では人みな平等とはならない。例えば富豪が罪を犯せば、一定の保釈金を支払うだけで刑期を終えることができる。汚職とスキャンダルにより政府の信頼が大きく損なわれ、低品質の民主の形成が激化している。



 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月12日


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