横山隆一会長、中国のエコエネルギー分野の成果を高く評価

横山隆一会長、中国のエコエネルギー分野の成果を高く評価。

タグ:日本電力会長 環境問題

発信時間:2018-03-30 10:11:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

   グローバル・エネルギー・インターコネクション・フォーラム2018が3月28日から29日にかけて北京で開かれている。大会は「グローバル・エネルギー・インターコネクション--中国の提議から世界の行動へ」をテーマとし、国内外の各政府機関、各業界組織、各エネルギー企業、高等学校、金融機構など計800人の代表が出席した。




  チャイナネットは29日、日本電力会長の横山隆一氏に「日本がエネルギーのモデル転換という発展の道で直面している試練」、「中日両国の今後の協力可能な分野」、「日本側の中国が得た成果に対する評価」などについて取材をした。


   横山隆一会長は、「日本はエネルギーの面で非常に苦しい。2011年に東日本大震災と津波に襲われ、原子力発電所は全部壊れてしまった。その前、日本は54の原子力発電所を持っていた。津波の後、すべての原子力発電所が停止され、ひとつずつ回復したが、現在は4つしか動いていない。そういう原因で、日本のエネルギーの中の1.6%だけが原子力発電所から提供され、その代わりに80%が石油やガスなど化石燃料で提供されている。海外に非常に依存しているため、今後も再生可能エネルギーを開発することが確かに必要」と語った。


  「中日両国はエネルギーの分野で今後どのような協力が可能か」という質問に対し、横山隆一会長は「日本は40年くらい前、中国と同じで高度経済成長期で、深刻な環境問題に直面していた。そのとき、雲、空が汚ないという状況もあった。日本は環境対策に取り組んでいた。昔は魚も住めなかったような東京の中の川に、ちゃんと魚が住むようになった。日本の環境技術は非常に優れており、中国の環境問題を解決することはできると思う。それから、中国が石炭をたくさん使っていることも大気汚染の原因のひとつ。日本は石炭をガスに変え、液体に変え、そして発電するIGCC (Integrated Gasification Combined Cycle)という技術がある。中国のエンジニアらが日本で見学したこともあり、これは中国の環境汚染を解決する技術の一つだと思う」と回答した。


    さらに、「『スマート』、『クリーン』という言葉は2009年にオバマ大統領が提案したものだが、世界中でまだ『スマート技術』は広がっていない。日本は小さな規模で、スマートコミュニティ、スマートシティの建設作業を始めた。同時に、中国の場合は、町を作り、そして、たくさんの『エコタウン』を作っている。有名なのは天津、トルファン、深セン、海南などの町で、スマート技術、IOT(Internet of Things)通信技術、エネルギーを組み合わせて非常に大規模に展開されている。日本は非常に高く評価している」と横山隆一会長は話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月30日


 

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