2017年、中国発ショート音楽動画コミュニティアプリの国際版「Tik Tok(中国名:抖音)」が日本でリリースされて以降、その人気はうなぎのぼりとなっている。同年11月には、日本のApp Storeの総合ランキングでトップに立ち、日本で最も人気のアプリとなった。
最近、日本経済新聞社の中国語ニュースサイト「日経中文網」が、街中で日本の若い女性100人を対象に調査したところ、そのうち24人がTikTokを使っていると答えた。
TikTokは17年夏に日本でリリースされてから、特に若い女性の間で大人気となっている。
渋谷や原宿、池袋などで、10代の女性100人を対象にアンケート調査を行ったところ、前述の調査と同じく24人がTikTokを使っていると答えた。一方、13年にリリースされ、若者間で人気となっている日本製の動画共有コミュニティアプリ「MixChannel」については、30人が使っていると答えた。つまり、TikTokは日本でリリースされてからわずか半年で、その差を一気につめているということだ。
「学校ではみんなに『TikToker』と呼ばれている」と話す女子高生の星雛夢さん(17)は友人と共に、学校で2-3分の動画を撮っており、そして寄せられる「いいね!」が1000個を超えることもたびたびあるという。「流す曲を自分で選べるというのはとてもおもしろいし、変顔やお笑い系の動画も気軽に投稿できる」と星さん。
TikTokのアカウントに16万人以上のフォロワーがいるというモデルの古川優奈さん(16)は、「動画の編集がとても簡単で、たくさん作っている」と話す。
今はスマホを使って秒単位で何かができてしまう時代だ。TikTok を使えば、15秒の動画を最短1分で手軽に編集してアップすることができる。操作が簡単であるため、多くの人が「一度やってみよう」という気持ちになる。
福岡市に住む高校3年のある学生は、「YouTubeには15分の動画もあるが、長すぎる。最近はTikTokの動画をよく見ている」と話した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月29日