日本版海兵隊が新設 釣魚島を注視

日本版海兵隊が新設 釣魚島を注視。27日付朝日新聞によると、日本陸上自衛隊は27日、全国の方面隊を一元的に指揮する司令部として「陸上総隊」を朝霞駐屯地(東京都練馬区)に発足させた…

タグ:自衛隊 離島 海兵隊

発信時間:2018-03-28 14:35:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 27日付朝日新聞によると、日本陸上自衛隊は27日、全国の方面隊を一元的に指揮する司令部として「陸上総隊」を朝霞駐屯地(東京都練馬区)に発足させた。あわせて離島防衛の専門部隊「水陸機動団」も相浦駐屯地(長崎県)に新設し、陸上総隊の直轄に置くという。日本水陸機動団は日本版海兵隊と呼ばれており、かつ中国に矛先を向けていると考えられているため、同部隊の発足には大きな注目が集まっている。

 

 日本陸上自衛隊は1954年の創隊以来、最大の組織改編と位置づけている。朝日新聞によると、改編後の陸上総隊には水陸機動団の他に、北部・東北・東部・中部・西部の各方面隊が加わる。水陸機動団は、米海兵隊を手本にした組織で、相浦基地(長崎県佐世保市)の西部方面普通科連隊を中心とする。まずは約2100人態勢でスタートするが、今後3000人規模まで増やしていく予定だ。共同通信によると、水陸機動団は陸上総裁の直轄部隊であり、ひとたび釣魚島(日本名・尖閣諸島)が有事となれば、関連地域に直接派遣することになる。

 

 朝日新聞は今回の機構改革の目的について、南海トラフ地震など広範囲の被害が想定される大規模災害の際、全国規模で展開をスムーズに進めるとともに、南西諸島の防衛態勢を強化する狙いがあると分析した。共同通信は今回の改革は、中国と朝鮮の脅威を鑑み、指揮系統を統一化し南西諸島の防衛能力を強化するためと伝えた。日本防衛相はこれまで、統合幕僚長の補佐を受けながら各方面隊を直接指揮してきたが、今回の改革で防衛相の指揮は統合幕僚長によって具体化されてから陸上総隊司令官に伝えられる。司令官はさらに各方面隊の責任者に伝え、さらに指示を具体化させる。日本陸上総隊は、日本海上自衛隊の艦隊、日本航空自衛隊の航空総隊と同じ位置付けで、日本防衛相が直接運用する。米軍と日本海空自衛隊間の調整作業も、日本陸上総隊が統一的に担当するという。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月28日  

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