文字 中日両国 > 

発信時間：2018-04-09 16:02:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　中国社会科学院日本研究所の高洪研究員は8日、「環球時報」記者の取材に対し、中日双方は、両国関係を早期に正常な軌道に戻す取り組みを続けており、中国の指導者による訪日は両国関係改善の重要な段取りとなるが、これを過度に楽観することはできないと語った。中日関係はまだ改善に向けたすり合わせの時期にあり、双方が政治的な誠実さを見せる必要がある。とりわけ日本側は言ったことを守る必要がある。中国の指導者は繰り返し、日本側が何を言うかだけでなく、どう行動するかを見るとの立場を示している。多国間の情勢を見ると、地域の安全情勢は非常に複雑で、経済協力にも多重的な要素が存在している。

　高研究員によると、4月中旬には安倍首相が訪米し、5月には美朝首脳会談が開かれる可能性がある。中米関係は現在、複雑な時期を迎えている。米国は最近、貿易戦争をしかけているが、中国は、自らの利益と原則を放棄することは絶対にない。これも中日関係にとっての大きな変数となる。貿易戦争を背景として、他国は傍観を決め込むのか、積極的に介入するのか、それともどちらかの肩を持つのか。これらはいずれも不確定要素となる。日米は軍事同盟の関係にあり、このような経済的な駆け引きで、日本がどのような立場を取り、どのような動きを見せるかは、中日両国の政治関係の改善に直接的または間接的な影響を及ぼす。このためわれわれは、中日関係が一刻も早く改善することを望む一方で、現実を無視して楽観するべきではなく、各者の努力を経てこの目標をともに実現する必要がある。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年4月9日  

中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る