日本の防衛省は10日、東京都羽村市の中学校のテニスコートで米軍のパラシュートが見つかったと発表した。これにより、米軍横田基地の周辺住民の安全に対する懸念が高まっている。
防衛省によると、羽村市から同日午後4時50分、学生が羽村第三中学校のテニスコートで3メートル四方、英語が書かれたパラシュートのような物体を発見したという報告が入った。当時、テニスコートで6人の学生とコーチが練習していたが、負傷者と経済損失はでていない。
在日米軍司令部は同日晩に声明を発表し、午後5時頃、米軍兵士が横田基地で降下訓練に参加した際、メインパラシュートが順調に開かなかったため切断し、予備のパラシュートで着地したと説明。その一部が羽村第三中学校で見つかったという。
4月5日、米国の5機のCV-22型「オスプレイ」輸送機が都内の米軍横田基地に到着した。今夏に同基地に正式配備される見通し。地元住民は同日、プラカードと横断幕を掲げて横田基地の前まで歩き、抗議文を読み上げた。参加者は、横田基地周辺に住宅、学校、病院などの公共施設が集まっており、地元住民の安全を顧みずにオスプレイ輸送機を配備することに強く抗議した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月11日