中国侵略日本軍「531部隊」の存在が発覚 細菌戦を研究

中国侵略日本軍「531部隊」の存在が発覚 細菌戦を研究。

タグ:抗日戦争 細菌戦

発信時間:2018-06-04 14:51:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 中国の声『新聞縦横』は中国中央テレビ・ニュースチャンネルの報道を引用し、抗日戦争中、日本軍は中国で何度も細菌戦を発動させ、中国人に多大な傷を与えたと伝えた。日本軍の各細菌戦部隊の中で最も悪名高いのは731部隊である。そのほかに東北に設置された関東軍100部隊、北京に設置された1855部隊、南京に設置された「栄」1644部隊、広州に設置された「波」8604部隊などがある。


 罪を重ねた部隊のリストにこのほど、中国侵略日本軍細菌戦研究秘密部隊の「531部隊」が加わった。歴史の口述インタビューで、93歳の中国侵略日本軍兵士の久木義一さんが初めてこの部隊について語った。


 中国侵略日本軍531部隊は日本軍侵略期間中に長春に設置された細菌戦研究のための秘密部隊だが、数十年にわたってその存在は知られていなかった。日中口述歴史文化研究会の李素楨常務副会長は中国侵略日本軍兵士の久木義一さんに行った歴史の口述インタビューで、存在が消されていたこの531部隊について知った。


 日中口述歴史文化研究会は2007年に設立され、李素楨氏は常務副会長として数十年にわたり「日本人の中国侵略証言の口述」の調査研究に力を入れてきたが、彼女が531部隊の名前を聞いたのは初めてだった。何度もインタビューを行い、この部隊の存在を知ったという。貴重な歴史文物 日本兵の「祝入営」旗 長春の偽満皇宮博物院と日本の日中口述歴史文化研究会が共同開催した「歴史を銘記し、平和を大切にする--中日口述歴史シンポジウム」で、李素楨氏は中国侵略日本軍第513部隊の発見に至るまでの経緯を初めて紹介した。活動で、李素楨氏は偽満皇宮博物院に日本兵の「祝入営」旗と中国侵略日本軍の軍服などの歴史的文物を寄贈した。


 李素楨氏は取材に対し、「当時はある兵士が入隊する時と去る時に祝福し、酒を飲みながら食事をし、みんなが旗に“祝入営”と書いた。あの服は非常に貴重で、満蒙青少年義勇軍の服。胸に当時の義勇軍のマークが入っているため、非常に貴重である」と話した。


中国侵略日本軍の後世「歴史の過ちを繰り返してはならない」


 今回の交流活動には日中口述歴史文化研究会のメンバーのほか、中国侵略戦争の体験者、戦後の平和憲法を守る学者、中国侵略口述歴史の研究者ら日本の反戦活動家も参加した。活動では参加者らが発言、スピーチし、中国侵略戦争中に日本が行なった中国領土の極秘測量、中国侵略戦争が中国に与えた危害、日本軍の長春細菌戦研究における口述調査と文献発掘など各方面に言及した。


 日中口述歴史文化研究会メンバーの森彪氏は、「父親が兵士としてこの辺りにいたため、自分の目で見たいと思った。個人として、戦争と関係のあった人として、自分の言葉で歴史がどのようなものだったかを伝えたい。そして、自分の考えを現在の若者に伝え、歴史の過ちを繰り返させないようにしたい」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月4日

 

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