5日午前10時30分、防空警報が重慶市各区・県で同時に鳴り響いた。重慶大爆撃の生存者、専門家、学者、弁護士らが「六五大トンネル事件」遺跡前で、同事件77周年を記念した。
抗戦期間中、国民政府の戦時首都所在地となった重慶は、日本軍から6年10カ月に渡る戦略爆撃を受けた。これは歴史上「重慶大爆撃」と呼ばれる。日本軍は1941年6月5日、重慶で5時間以上に渡る大規模爆撃を行った。高温と深刻な酸欠により、重慶較場口防空トンネルに隠れていた数千人が窒息死した。
これは歴史上「六五大トンネル事件」と呼ばれる。これらの犠牲者を追悼するため、重慶市政府は毎年6月5日に防空警報を鳴らしている。人々に国恥を忘れず、歴史を銘記するよう促している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月6日