日本メディアによると、東京発・大阪着の新幹線の車内で9月晩、1人が死亡し2人が重傷を負う殺傷事件が発生した。容疑者はすでに逮捕されている。
報道によると、神奈川県警は殺人未遂容疑で自称愛知県岡崎市蓑川町在住の22歳無職男・小島一郎容疑者を現行犯逮捕した。
神奈川県警は夜10時頃に通報を受け、小田原駅に停車中の車内で容疑者を逮捕。男性1人、女性2人が負傷し、3人は病院に緊急搬送された。うち男性は死亡。残りの2人は重傷だが意識はあり、命の危険を脱したという。
小島容疑者と死傷した3人は同じ12号車に乗っていた。容疑者は、「新幹線で人を人を傷つけたいと思った。むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」と供述。
神奈川県警によると、死亡したのは会社員の梅田耕太郎さんで、右頸部の深い傷が致命傷になったとみられる。2人の女性は肩と頭部を負傷したが、意識ははっきりしている。
現場からは2本の刃物が発見された。事件が発生した車両は静岡県三島市のJR車庫に移され、詳細を調査している。
警察によると、小島容疑者は12号車に乗り、逮捕時も同じ車両にいた。逮捕時、容疑者は死亡した男性の近くにしゃがみ、警察に抵抗することなく黙って立ち上がった。
同日夜9時47分頃、車内の警報機が鳴り、警察は事件との関与を調査している。また、夜10時前に「血を流している」という通報の電話が何度も警察にあった。
事件発生後、新幹線は東京・小田原間の運転を一時見合わせた。事件が発生した「のぞみ265号」は16両編成で、当時約880人が乗っていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月11日