日本が韓国の独島防御訓練に抗議、文政権の強硬化を懸念

日本が韓国の独島防御訓練に抗議、文政権の強硬化を懸念。韓国軍は18日より独島(日本名・竹島)で、2日間の防御演習を開始した。日本当局は本件について、韓国政府に立て続けに抗議しているが、いずれも拒否されている…

タグ:演習 首脳会談 安倍政権 同盟関係

発信時間:2018-06-20 09:53:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 韓国軍は18日より独島(日本名・竹島)で、2日間の防御演習を開始した。日本当局は本件について、韓国政府に立て続けに抗議しているが、いずれも拒否されている。韓国政府は18日、日本の抗議に反応し、今回の演習は定例のものと表明した。日本メディアは、朝鮮半島情勢が「敏感な時期」を迎えるなか、韓国政府のこの措置は国益を守る強硬なイメージを対外的にアピールしようとするものであり、日韓関係はさらに悪化する可能性があるという。


 産経新聞は同演習について、日韓の領土をめぐる摩擦が激化しているとし、次のように論じた。今年4月下旬の南北首脳会談の会期中、日本は首脳会談の夕食会メニューに描かれた朝鮮半島の地図に竹島が含まれていたことから、韓国政府に抗議した。韓国側が「防衛演習」と主張していることから、竹島の主権をめぐる日韓の外交交渉が定例化しているようだ。しかし韓国政府は領土問題における立場をさらに強める動きを見せており、日本は難局を迎えている。文在寅政権の国内での高い支持率は「外交の成績」によるものだ。米国との協力、朝鮮との和解の推進において、韓国政府は国益を断固守る立場を国内にアピールした。


 共同通信は、北東アジア情勢は微妙な段階に差し掛かっているとした。米朝首脳会談の開催とトランプ大統領の提案により、朝鮮への圧力を維持する米韓軍事演習が中止される見通しとなった。米韓軍は軍事演習について協議を進めているが、朝米対話期間中の米韓合同演習「乙支フリーダムガーディアン」「キーリゾルブ」「フォールイーグル」などの中止を発表する可能性がある。TBSは日本の外交筋の観点を引用し、米韓の軍事演習中止によって「地域の安保抑止力が低下」する可能性があり、日本側はこれに懸念を強めていると伝えた。安倍政権は米国や韓国との連携を強化することで、米日韓同盟の朝鮮半島及び地域安全事業における力を極力維持しようとしている。しかし原則を貫きつつ同盟関係に配慮しなければならない日本政府は現在、対韓政策でジレンマに陥っている。


 中国社会科学院日本研究所の盧昊副研究員は18日、環球時報の記者に対して「米国主導のもと、米日韓は3カ国同盟関係の構築と強化を試み続け、北東アジアの政治・安全を掌握しようとしている。しかし日韓は古くから歴史・領土問題の食い違いとわだかまりを残しており、二国間の政治・防衛協力は常に壁に直面している。日本は地域同盟ネットワークにより自国の政策の影響力を強化するため、日韓関係の改善を試みつつ、日韓間の懸案を解消する機を伺っている。しかし先ほど再び日韓関係の焦点となった慰安婦問題、、時おり注目される島の領有権問題は、いずれも短期的に解決できるものではない。朝鮮半島問題が岐路に立たされるなか、これらの問題の発展と動向は日韓関係に複雑な影響を及ぼすだろう」と指摘した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月20日  

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