日本の大阪で18日、マグニチュード6.1の地震が発生した。地震そのものはそれほど大きくなかったが、震源が浅かったことから、揺れの大きさを示す震度は最高で6弱に達した。今回の地震で家屋はそれほど損失を受けておらず、日本建築の耐震水準の高さが確かめられた。人員の負傷や財産の損失も比較的小さかったことは、震災の予防と警報に対する日本の重視と大きく関係している。
一回の地震でマグニチュードは一つの確定した数値を取る。震度は一方、場所によって異なり、震源が近く浅いほど、震度は大きくなる。国によって震度の分け方は異なる。日本気象庁の震度は、弱いものから順に0~4、5弱、5強、6弱、6強、7の10段階が設けられている。中国の震度(地震烈度)は1から12までの12段階が設けられている。
東京大学地震研究所の王宇晨氏によると、今回の大阪の地震の最高震度6弱は、中国の震度10に相当する。地震のマグニチュードは6.1にとどまったが、震源の深さがわずか13キロたったことから、地表に対する破壊力が大きく、テレビで放送された監視カメラの映像は、地表が繰り返し激しく揺れたことがわかる。
地震ではこれまでに5人が死亡、300人余りが負傷し、一部の建築物が損傷を受け、数軒の民家で火災が発生した。人員の死傷と財産の損失は比較的小さかった。死者の多くは、ブロック塀の倒壊や家具の転倒で亡くなっており、一人の小学生は通学途中に学校のブロック塀の下敷きになって犠牲となったこの1.9メートルから3.5メートルに積み増しされたこのブロック塀は、高さを2.2メートルに制限した日本の「建築基準法」に違反するものであることがすでにわかっている。大阪府高槻市長はすでに謝罪し、日本文部科学省は、小中学校の通学路などの安全点検を行うよう各地に求めた。