新疆を第二の故郷とし、改革開放以降の発展を見てきた僧侶・小島康誉氏

新疆を第二の故郷とし、改革開放以降の発展を見てきた僧侶・小島康誉氏。日本の浄土宗僧侶である小島康誉氏は、36年前に初めて新疆維吾爾(ウイグル)自治区を訪問し、善良で親切な地元の人々や豊富な文化遺産に魅了されてから、これまですでに150回以上同地を訪問している…

タグ:新疆 改革開放 文化 浄土宗 僧侶

発信時間:2018-06-21 13:52:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「現代の阿倍仲麻呂」と呼ばれ、賞を多数受賞しても謙虚さを維持

小島氏は、新疆の文化財保護、文化教育事業の発展、及び中日両国の国民の文化交流に大きく寄与し、中国全国人民代表大会環境・資源保護委員会から栄誉証書、中国文化部(省)から「文化交流貢献賞」を授与され、人民日報からは「現代の阿倍仲麻呂」と呼ばれている。01年、新疆維吾爾自治区政府は、小島氏が新疆で活動して20周年になるのを記念するイベントを開催した。小島氏は日本でも外務大臣表彰や文化庁長表彰などを授与され、日本政府からもその活動が高く評価されている。

それでも、小島氏は栄誉を手にすることに没頭しているわけではなく、「自分のしていることは両国の国民の相互理解を促進するためで、何も特別なことではない」と話し、「賞をもらうことはうれしいが、それらは私一人の努力でもらったのではなく、中日双方が一緒に努力した結果だ」と謙虚に話す。そして、「現代の阿倍仲麻呂」と呼ばれていることついては、「それは畏れ多い。安倍仲麻呂は偉人で、私は一般庶民」という言葉にも、敬服させられた。

愛する新疆に骨を埋めてほしい

16年9月、小島氏は新疆大学国際文化交流学院の客員教授となった際、「新疆に貢献できるよう、今後もいささか微力を尽くす決意。そして、将来は、遺骨をタクラマカン砂漠に埋めてほしい」と話した。

その他、小島氏は今後の計画について、「今年はニヤ遺跡考古調査30周年。現在、写真と資料をメインにした活動記録集の製作を行っている。日中英3ヶ国語で10月に出版するよう努めている。また、仏教大学四条センターで、一般人を対象に中日の専門家の講座や写真展などを企画したい」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年6月20日

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