ボラ・ミルティノビッチ氏が昨日コラムを発表し、19日の試合についてコメントした。開催国ロシアは開幕戦よりもコンディションが良かった。日本は幸運に恵まれ、セネガルが1次リーグの最大の強敵になる。
・日本はラッキー、1次リーグは混戦へ
ミルティノビッチ氏は昨日のコラムで、日本とコロンビアの試合についてもコメントした。その要旨は下記の通り。
日本はこれまでのスタイルを貫き、1人に数人で当たる戦法を用い、ボール支配率でコロンビアを上回った。しかし注目すべきは、日本チームは攻防のリズムがスローで、現代のサッカーに追いつけていない。当時の中田英寿のような選手が加われば、彼らのレベルは現在よりも高くなるが、残念ながら32歳の本田圭佑しかいない。
日本は幸運に恵まれた。1次リーグ突破は日本にとって難しいだろう。
ミルティノビッチ氏はセネガル対ポーランドについても、次のようにコメントした。
セネガルは本大会最強のアフリカチームだ。W杯前まではナイジェリアがアフリカ最強と思っていた人が多いだろうが、セネガルはドリブルも攻防全体もスムーズで、勢いがある。セネガルのプレッシャーを受け、テクニックの細やかなポーランドは力を発揮することができなかった。名物フォワードのレヴァンドフスキも阻まれ、実力を発揮できなかった。セネガルは、マネやニアンなど欧州でプレイする選手が力を発揮した。
そのためセネガルは日本にとって、1次リーグの最大の試練となる。日本がこの難関を突破できるとは思えない。しかし日本が初戦でコロンビアを制すると、同リーグは混戦状態に陥った。日本は漁夫の利を得られるかもしれない。
・アジア勢、イランのパフォーマンスが最高
ミルティノビッチ氏は豪州に注目している。試合では落ち着いており、心の強さが感じられる。彼らは米国の選手と同じで、試合中は楽観的でリラックスできる。次の対戦相手はデンマークだが、勝利を収めるチャンスがある。
アジアでパフォーマンスが最悪なのはサウジと韓国だ。初戦を見る限り、1次リーグで敗退するだろう。これはアジアのサッカーの現状を反映しており、世界のサッカーの中心から離れていっている。アジアのサッカーはこれから苦しい道を歩むことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月22日