2018年6月19日、隔年開催のドイツ自動化関連見本市「AUTOMATICA」。
AUTOMATICAがメッセ・ミュンヘンで開幕した。この深い影響力を持つ自動化業界の祭典において、哈工大ロボット集団(HRG)などの中国企業が、多くのスマート製品とソリューションプランを持ち登場した。香港紙・文匯報(電子版)が21日に伝えた。
中国の産業用ロボット応用の市場規模は、数年連続で世界一となっており、高い成長率をキープしている。中国のロボット技術も進歩中で、特許出願件数は累計13万7000件以上で世界最多となっている。中国は世界ロボット産業・技術発展で最も活力あふれる国に成長している。
産業用ロボットの需要、3台中1台が中国
米ニュースサイトの3月19日の報道によると、製造業の自動化の需要が成長を続けているが、これを根本から促しているのは中国だ。中国経済の世界経済に占める割合は15%未満だが、自動化技術に対する需要はこの数字の2倍以上だ。
HSBCは報告書の中で、すべての製造業自動化の需要に占める中国の割合は3分の1弱であり、その年平均成長率は21%に達する見通しとした。北米の成長率は7%と見込まれている。
自動化の理念はどこで最も広く受け入れられているのだろうか。それは米国や欧州ではなく、中国が世界をけん引している。中国はもはや安価な労働力の提供者ではなく、「製造業自動化国」になっている。
製造技術、日本や欧州と競争
需要は生産力と研究開発力の向上を促している。
産業用ロボット分野において、中国は3年間に渡り生産・販売拡大をキープしている。2017年の生産量は前年比68.1%増の13万台。付加製造の産業規模も2015年の55億元から2017年の100億元に拡大している。
中国はロボット技術の開発で猛進し、初めて日本や欧州と直接競争できるようになった。中国はさらに、産業用ロボットの製造ペースを容易に引き上げることができる。こうすることで今後14年間で数百万人の雇用が消失する可能性がある。