中国のサプライヤーが外国の競合他社を追い抜くにはまだ長い道を歩む必要があり、かつ重要な部品開発の面で立ち遅れている。
専門家の蘇連傑氏は、中国の製造メーカーが競合他社を追い抜くのは「可能か」の問題ではなく、「いつ」の問題だと述べた。「中国のロボットメーカーは依然として、外国企業から重要な部品を購入すうる必要がある。例えばトップレベルの減速歯車を製造するのは主に日本で、ドイツ企業はロボットアームとロボット画像処理技術でトップの地位を占めている」
蘇氏はさらに「中国のロボットサプライヤーは、完全に独自の水準に達するまでには、まだ長い道を歩む必要がある。しかし中国のその他の技術業界の状況を見ると、これはできるかという問題ではなく、いつになるかという問題だ」と補足した。
また中国のロボット産業には、地域によって発展が不均衡という特徴がある。報告書によると、昨年末現在の全国のロボット関連企業は6500社以上に達するが、これは北京・天津・河北地区、長江デルタ、珠江デルタに集中している。
国家製造強国建設戦略諮問委員会委員、中国ロボット工業連合会元執行副会長の朱森第氏は「全体的に見ると、2015−25年の10年間は、中国ロボット産業が飛躍する時期だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月25日