国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」で水漏れが起きている。文部科学省が原因の特定を急いでいる。NHKが宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの情報として、31日に伝えた。
文部科学省によると、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」で設備を冷却するために配管などを循環している水の量が、1日当たり20から30ミリリットル減っているという。JAXAは水漏れと判断し、緊急連絡した。
漏れている具体的な場所は分かっていないが、文部科学省によると量は少量で、補給する予備の水もあることから、「きぼう」の運用や宇宙飛行士への影響はないという。
国際宇宙ステーションにはアメリカやロシア、ドイツの宇宙飛行士6人が滞在していて、日本人飛行士はいない。文部科学省とJAXAは原因の特定を急いでいる。
文部科学省は「これまで『きぼう』での水漏れは聞いたことがないが、運用や飛行士の生命に影響があるものでもない。速やかに原因を明らかにして対応したい」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月2日