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日本の名門医大・東京医科大学が女子受験生の点数をわざと低くし、女性の入学を制限していたことがわかった。この知らせは日本社会に衝撃を与えると同時に、日本政府は女性の地位を高める取り組みを進めているというが、社会に存在する男女の不平等現象にどれほどの変化をもたらしたのかとの問いをも喚起するものとなった。
残酷な現実
「女子学生の入学を減らすため、東京医科大学が入試で、女子受験生の点数をわざと引き下げていた」。とんでもないニュースが、日本の名門医大をスキャンダルの渦へと陥れた。
日本メディアの報道によると、日本の関係当局は東京医科大学の別の不正入学事件を調査していた際、この違法な操作が10年以上にわたって続けられていたことを発見した。
事件の内部調査委員会が7日に提出した調査報告書によると、東京医科大学は少なくとも2006年から、入試の成績の人為的な調整を繰り返し、女子受験生と3浪以上の男子受験生の点数を低くし、合格率を引き下げていた。日本共同通信の報道によると、具体的には、受験生の小論文(満点100点)に0.8の係数をかけ、現役と1浪・2浪の男子には20点、3浪の男子には10点を加算し、女子と4浪以上の男子には点数を加えないという手法が取られていた。報告書は「女性差別以外の何者でもない」と強く批判している。
東京医科大学が女性を入学しにくくしていた理由について、一部の日本メディアは、休職や離職の可能性の高い女性医師を減らし、医療の人材不足を防ぐためだったとしている。
「敵は社会そのもの」