日本の降伏73周年 中国人への人道に対する罪が新たに発覚

日本の降伏73周年 中国人への人道に対する罪が新たに発覚。本日は日本の降伏73周年で、日本人が中国人に対して犯した人道に対する罪が新たに発覚した…

タグ:降伏 73周年 人道 倫理

発信時間:2018-08-15 14:09:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 

 本日は日本の降伏73周年で、日本人が中国人に対して犯した人道に対する罪が新たに発覚した。日本のある教授は戦時中、中国東北部で捕らえられた男性の睾丸を、本人から同意を得ずして検体として使っていた。「どのみち殺されるから」「検体にしたほうがまし」というのが理由だ。


 共同通信は、旧日本軍が「偽満州」(現中国東北部)で捕らえた現地男性の睾丸を、北海道帝国大(現北海道大)理学部の教授が染色体研究の検体として使っていたことが14日に分かったと伝えた。北大図書館に1930年代の資料が保管されていた。本人の承諾がないまま睾丸を摘出したとみられ、専門家は「現在と倫理観が異なるとはいえ、人道上問題がある行為だ」と批判している。


 この教授は遺伝学などを専門とした小熊捍氏(故人)。1939年に厚生省(現厚生労働省)で行った講演、1937年に米国の科学誌で発表された論文で、同研究が取り上げられた。


 講演の速記資料によると、小熊氏は睾丸を使い男性の染色体の数を調べようとしたが、死後の睾丸は観察に向かず、生存している若者の方が適していることを知った。小熊氏はさらに、「満州の匪賊」(抗日武装勢力)を材料にしたらどうか、どのみち匪賊は殺してしまうのだからと考えた。そこで小熊氏は瀋陽に渡り、軍の協力を受け1人の「匪賊」の睾丸を検体とした。


 小熊氏は「非常に良い材料を手に入れることが出来た」と述べた。摘出方法については「これは極めて重大なことであり、今のところ絶対に話せない」と話した。それを踏まえた上で「匪賊を一人犠牲に供したことは決して無意義ではない」と強調した。


 小熊氏が米国の科学誌に発表した論文によると、瀋陽での滞在期間中、30歳前後の健康な「罪人」が判決を受けた。小熊氏は手にした検体を札幌市の研究室に持ち帰った。さらに35−40歳の「同じ人種」の男性2人を検体にした。北海道大学は取材の中で「当該研究を知悉しておらず、コメントできない」と回答した。


 神奈川大学の常石敬一(科学史)名誉教授は「満州人への差別意識、すぐにでも研究成果を手にしたいという考えにより、同意を得ず人体を傷つける行為に走ったのかもしれない。摘出方法を明かしていないことから、本人もこれはやってはいけないことだと意識していたと思える」と指摘した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月15日  

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