安倍首相、6年連続で敗戦日の謝罪なし 日本の責任に言及せず

安倍首相、6年連続で敗戦日の謝罪なし 日本の責任に言及せず。

タグ:第二次世界大戦 降伏

発信時間:2018-08-16 11:05:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 8月15日は第二次世界大戦で日本が降伏した日にあたる。毎年この日、A級戦犯及び戦死者を祀る靖国神社は賑やかになる。しかし今年はやや「冷ややか」で、安倍晋三首相は15日に靖国神社を参拝せず、慣例にならい「玉串料」を奉納し、参拝した議員も少なかった。安倍首相は同日の演説でも日本の戦争における責任に言及しなかった。同日、中韓両国では日本に侵略の歴史を正視するよう促す批判の声が上がった。世論は、日中、日韓関係は改善しつつあるが、歴史問題は依然として日本と隣国の関係悪化の導火線になると見ている。


 日本の超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバー約50人が靖国神社を参拝。また、衛藤晟一首相補佐官、萩生田光一幹事長代行、小泉進次郎自民党筆頭副幹事長、稻田朋美前防衛大臣らも参拝した。


 記者は、同日の参拝者の中に旧日本軍の格好をした大げさな右翼派の人は少なく、態度も以前と異なる点に気づいた。日本軍の歌をうたう人がいても集まってくる人は少なく、数年前にいた南京大虐殺を否定し日本の侵略行為を擁護する団体もなかった。一部の右翼派の人物と会話する中で、記者は彼らの情報源は少なく、思想に固執し、愛国をただ叫ぶだけで明確な理念はないことに気づいた。彼らは、英霊に感謝するために参拝したと主張する。


 15日、日本政府は慣例にならい「全国戦没者追悼式」を行った。今回の儀式は平成最後となり、天皇皇后、安倍首相、戦没者の遺族5000人あまりが出席した。2019年4月末に退位する明仁天皇は4年連続で祝辞に「反省」の言葉を使用し、平和主義の立場を表明した。安倍首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と述べたが、アジア各国に危害を加えたことには言及せず、「歴史と謙虚に向き合う」とした。2013年の追悼式で、安倍首相は歴代首相が戦争の歴史を反省する表現をしたのと異なり、戦没者への敬意、日本の世界へ話の貢献を強調した。以後6年連続、彼はこのような表現を続けている。共同通信社は、首相が挨拶でアジア各国に謝罪しないことは慣例になりつつあると論じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月16日


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